エッセンシャルオイルの基礎知識
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エッセンシャルオイルの基礎知識

エッセンシャルオイルとは

アロマテラピーは植物から抽出されるエッセンシャルオイル(精油)の持つ香りの作用を使って、心や体に働きかけるものですが、一般的にはエッセンシャルオイルそのものやエッセンシャルオイルを希釈したりしたアロマテラピーに使用されるオイルのことをまとめてアロマオイル、と呼ぶことが多いようです。

人工香料などを使用したフレグランスオイルなどもアロマオイルとして扱われることがありますが、アロマテラピーには使用できません。

エッセンシャルオイル(精油)は、花はもちろん、木や果物などのあらゆる部分を原料として抽出され、さまざまな香りや作用をもつ天然成分のオイルです。

エッセンシャルオイル

エッセンシャルオイル(精油)とは花や樹皮、果物の皮、植物の茎、葉、根、などから、蒸留したり絞り出したりして抽出した天然のオイルです。

原料とする植物から抽出されるエッセンシャルオイルはほんのわずかで、ラベンダー150Kgから1Kgのエッセンシャルオイルしか抽出することが出来ません。
また、ローズオットーの場合は朝摘みの50個の花から抽出されるのはわずか1滴程度といわれています。

エッセンシャルオイルの選びかた

エッセンシャルオイル天然素材のものですが、販売されているものには科学合成された香料を使用したものや、添加物を加えたものもあります。

エッセンシャルについているラベルなどに学名や原産地、抽出部位、などが表示されていることが確認出来るものを選ぶようにしましょう。
また、大量の植物からわずかな量しか抽出できないエッセンシャルは、安いものではありません。あまりにも安い製品は気をつけたほうがいいでしょう。

エッセンシャルオイルの扱い方

天然素材であってもエッセンシャルオイルは成分が凝縮されているため、守るべき使い方あります。

エッセンシャルオイルを飲んではいけません。また、原液を直接肌につけたりしないようにします。
肌に使用する場合にはパッチテストというテストをしてから使用するようにします。
また、妊娠中の方や乳幼児への使用は慎重に行っててください。

注意すること

エッセンシャルオイルには、禁忌といわれる避けるべきことがいくつかあります。

妊娠中の方にはクラリセージ、ペパーミント、マジョラム・スイートローズマリーなどは使用してはいけないとされて、ペパーミントやユーカリなどは3歳以下の子どもには使用してはいけないとされています。

ほかにも、生理中の方や低血圧の方が使用してはいけないとされているエッセンシャルオイルがいくつかありますので注意してください。

火の扱いには注意してください。

ローソクを使うタイプのアロマランプを使用してエッセンシャルオイルの香りを楽しむ場合は、火の扱いには注意してください。

カーテンなどの燃えやすいもののそばなどでは使用しないようにし、室内でペットを飼っている場合は、ペットがランプに近づけないように工夫してください。

また、エッセンシャルオイルやキャリアオイルは洗濯しても油分が落ちにくいことがあります。
油分が残ったまま乾燥機などに入れると危険な場合がありますので、注意してください。

いくつかの香りの特徴

たくさんの種類があるエッセンシャルオイルにはそれぞれに異なった香りがありますが、通常エッセンシャルオイルの香りは、樹脂系、エキゾチック(オリエンタル)系、フローラル系、柑橘系、ハーブ系、樹木系、スパイス系、の7つの香りの系統(グループ)及び、香りの揮発性を表すノート、香りの強さを表すブレンドファクター(BF)、の3つの要素で香りの特徴を表されることが多いようです。

香りのグループについては、5つのグループで表されることもあります。

基材

エッセンシャルオイルを楽しむ場合は、通常原液のままでは使わずに、何かとブレンドして使用することも多いのですが、エッセンシャルオイルをブレンドするものを基材と言い、大きく分けて、キャリアオイルといわれるアーモンドオイルなどの油性基材、精製水やフローラルウォーターなどの水性基材、クレイやシアバターなど固形の基材があります。

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